Culture summit 2021

HungPham氏によって、2014年からスタートした、CultureSummit
employee engagement, employee experience, or employee effectivenessなど、企業文化を変革するための最新トレンドとツールについて学べる機会です。

HRや組織関連のカンファレンスは、世界に多くありますが、 CultureSummitのおもしろさは、HR分野にとどまらず、あらゆる分野の専門家が互いに組織文化をよくするために、対話を重ねて学び合う場であることです。なぜなら、組織文化をデザインするには、HRや経営だけの問題ではなく、関わる全員が育てていくものであるから。まさに、多くの分野の専門知識や経験が必要な研究課題などにあたるとき、さまざまな領域の学者や技術者が協力し合うInterdisciplinaryが求められることであるためです。
Work place Design、Organization Development、Advertising Design、Community Design…

今年度のテーマは、まさに、”世界中の企業がパンデミックにどのように対応したか”ということです。

最近の歴史の中で、パンデミック以外に世界的な反応を生み出した出来事はありません。 強力なリーダーシップ、コミュニケーション、文化の必要性が生じたため、世界中の企業はビジネスと人材の戦略を再考することを余儀なくされました。 世界のさまざまな地域からの講演者によるグローバルパネルが開かれ、2020年以降の変化、不確実性、課題を乗り越える上でカルチャーがどのように重要な役割を果たしてきたかについて話し合うカンファレンスとなりました。

どのセッションも非常に興味深いものでありましたが、Design thinking Hackathonのワークショップが印象に残りました。
”How might we build a stronger, more collaborative people & Culture community?”をテーマにチームに分かれて、アイデアを議論し、プレゼンテーション実施です。

ディスカッションの一部

信頼とつながりをつくるために、リーダーは、メンバーの声に耳を傾け、メンバーたちの信頼を構築するプラットフォーム構築、信頼を深めるトレーニングの必要性などがあげられ、

顧客との共感とつながりに関しては、相手に耳を傾け、正直であること、理解し互いに話し合い、目的を共有し、クライアントの文化を理解し、求める未来を一緒に描く…

文化に関する共通の定義をつくるには、文化を定義するためにハッカソンをホストしたり、参加者を招待する、ひとり一人のメンバーに耳を傾け、そこから未来を創造する…

すべてに共通することは、”耳を傾ける”ということ。
当たり前のように感じるけれども、すべてのスタートはここから始まるのだと改めて感じ、
これからも、”Listen”を大切にしたいと感じるワークショップ体験でした。