沈黙が最高の贈り物〝art biotop”

見て、触れて、聞いて、香りにつつまれる…沈黙が最高の贈り物であり自然と身体と対話するためのmeditation空間である”水庭”。

その水庭も含めたあらゆるものが親和して、ゆるやかに循環している、一つの生命圏、〝art biotop”。
JAXURY AWARD 100にも選出させていただいた、まさにAuthentic(ほんもの)のLuxury(心地よさ)が宿る場所です。

今回、坂 茂氏の設計による 15棟のスイートヴィラオープンを記念した知の収穫祭に伺ってきました。

あらゆるところに散りばめられたアートと知と文化とぬくもり…。ここは、自然を全身で感じることのみならず、自分のクリエイティビティが呼び覚まされるような場所です。

各部屋のコンセプトに合わせた現代作家のアートと独自のセンスでキュレーションされた本が織りなす世界観に触れるたびに、新しい自己に出逢うような心をときめかすものがあります。

扉を開けた瞬間に、もうそこから動きたくなくなるような居心地の良さがありますが、それは、お部屋のあらゆるところに、ささやかに散りばめられた、『10のほほえみ』というおもてなしによるもの。

たとえば、何気なくテーブルに置いてある〝茶道具”の一つ、煎茶器は、京都の美術作家近藤高弘氏のデザイン。両手にすっぽりと入るちょうどいいこの器でお抹茶をいただきながら、『自分がつくろうとするのではなく、媒体となって作品を生み出すという』というものづくりにおける近藤さんの美しい姿勢が伝わってくるようでした。

心地よさの一つひとつには、必ず理由があります。残りの9つのほほえみについては、ぜひ体験していただきたいので、訪れた時のお楽しみとして今日は秘密にしたいと思います。

オーナーの実優さんとお母様のひとみさんの類稀なる豊かな美しい感性と細部にまで行き渡る心地よいこだわりと優しさがいたるところに滲み出るこの場所は、数日の滞在ではもったいない。しばらくの間滞在して、創作活動に没頭したくなるような…そんな特別なところです。

〝心をこめて さりげなく こだわりました”とスタッフの皆さんが、さもないことのように歓待をかたちにされた、両手いっぱいのウエルカムを本当に有難うございました。
また、そう遠くないうちに、豊潤な自然とアートと温かなスタッフのみなさまに会いに行きます。